OS ファミリを変更すると、すべてのロールとインスタンスでダウンタイムが発生します。これは、OSFamily が、アプリケーション全体の設定であるサービス構成の一部であるためです。Azure アプリケーションに Web ロールまたは Worker ロール、あるいはその両方しかない場合、この設定を変更すると、すべてのロールとインスタンスに適用されます。
構成の変更がアプリケーションに適用されると、サービス全体が更新されます。このように考えてください。ロールに複数のインスタンスがある場合、インスタンスの半分を新しい構成で実行し、半分を古い構成で実行することは望ましくありません。これは大きな問題を引き起こす可能性があるためです。そのため、必要なアプリケーション構成の更新にはダウンタイムが必要です。ダウンタイムを短縮するために、ステージングおよび本番スロット ベースの展開が既に利用可能です。
ダウンタイムを回避したい場合は、次のことができます。
- 運用アプリケーションが既に実行されている間に、新しいアプリケーションを OSFamily=3 (Windows Server 2012) でステージング スロットにデプロイします。
- 必要に応じてステージング アプリケーションをテストする
- ステージング アプリケーションが期待どおりに機能したら、ポータルで「VIP スワップ」を行います。VIP スワップは、ステージング展開を運用環境にプッシュし、数秒以内に Windows Server 2012 でアプリケーションを実行できるようにします。