Xliff 1.2 仕様とスキーマではoriginal
属性 of<file>
が必要ですが、それを無視して、ファイルがスキーマ検証に合格するように値としてダミー文字列を使用できます。
このプロパティの一般的な用途の 1 つは、複数のドキュメント (.properties
ファイル、gettext
ファイルなど) からの文字列が抽出され、Xliff トランスユニットとして再フォーマットされ、個々のファイルからの文字列がそれぞれの<file>
タグの下に配置される場合です。属性を使用して、複数のタグoriginal
を持つ Xliff ファイルに元のファイル名を保持できます。<file>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<xliff version="1.1" xml:lang='en'>
<file source-language='en' target-language='de' datatype="plaintext" original="Sample.po">
...
<body>
<trans-unit id="1" restype="button" resname="IDC_TITLE">
<source>Title</source>
</trans-unit>
<trans-unit id="2" restype="label" resname="IDC_STATIC">
<source>&Path:</source>
</trans-unit>
...
</file>
<file source-language='en' target-language='de' datatype="plaintext" original="Sample.properties">
<trans-unit id="1" restype="label" resname="IDC_LABEL">
...
</body>
</file>
</xliff>
小さな Web アプリケーションのローカライズに Xliff を使用するのは少しやり過ぎになることが多いことに同意しますが、この形式は、現時点でローカライズ データ交換のための唯一の業界標準ファイル形式であることは間違いありません。これにより、単純なソース/ターゲット構造のファイルや、SDL Idiom Worldserver などの翻訳管理システムで使用されるような大幅にカスタマイズおよび調整されたファイルなど、大規模なローカリゼーションの実装で非常に人気があります。
さらに、Xliff とOAXAL ファミリーの他の標準ファイル形式との間に互換性があります。