この警告を取り除くには、アプレットに署名する必要があります。
デフォルトでは、アプレットはサンドボックス内で実行されています。このサンドボックスはアプレットを分離し、ユーザーに付与されたアクセス許可なしで悪意のあるコードが実行されるのを防ぎます。セキュリティ証明書で署名されていない場合、アプレットは信頼できないと見なされます。署名されていないアプレットは、一連の「安全な」操作のみを実行するように制限されています。安全でないアプレットは、以下を実行できません。
- クライアントのコンピューター上のローカル ファイル システム、実行可能ファイル、システム クリップボード、およびプリンターへのアクセス。
- ホストされているサーバー以外のサーバーへの接続。
- ネイティブ ライブラリをロードしています。
- SecurityManager の変更。
- クラスローダーの作成。
- システム プロパティの一部を読み取ります。
アプレットに署名するには、信頼できるソースから RSA 証明書を購入する必要があります。VeriSign や Thawte などの認証局 (CA) から RSA 証明書を購入できます。CA から証明書を取得するには、証明書署名要求 (CSR) を提供する必要があります。手順は次のとおりです。
- keytool を使用して RSA 鍵ペアを生成します。
- keytool を使用して証明書署名要求を生成し、CSR を CA に送信します。
- CA は証明書の返信 (チェーン) を電子メールで送信します。
- チェーンをキーストアにインポートします。
- jarsigner を使用して、アプレットの JAR ファイルに署名します。
すべてが揃ったら、あとは証明書で JAR に署名するだけです。JAR に署名するには、次の手順を実行します。
jarsigner -keystore <keystore_name> -storepass <store_pass> -keypass <key_pass> -signedjar <signed_jar_file_path> <original_jar_file_path> <alias_name>