ページ オフセットは、ページ内でアドレス指定され、TLB によって変換されないビットで構成されます。16 KiB ページの場合、ページ オフセットは 14 ビットになります。
35 ビットの仮想アドレスでは、TLB 内のセットとそのセット内のタグ エントリにインデックスを付けるために 21 ビットが残ります。TLB には 256 のエントリがあり、各セットには 8 つのエントリ (8 ウェイ アソシアティブ) があるため、32 個のセットがあり、セットのインデックスに 5 ビットが必要です。これにより、タグ用に 16 ビットが残ります。
物理ページ番号のサイズは、物理アドレスのサイズからページ オフセットのサイズを引いたもの (32 - 14 = 18 ビット) に等しくなります。
直接マッピングされておらず、完全に関連付けられていない TLB を示すことは、完全に関連付けられた TLB の例よりも複雑であり、セット インデックス付けの次元が追加されます。これは、1 つのウェイ (インデックス付きの次元) が完全に見えるようにウェイをオーバーレイすることで処理できます。以下は、1 方向に 8 つのエントリを持つ 4 方向構造の ASCII アート バージョンです。
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32 セットの場合、省略記号 (...) を使用してそれらのほとんどを暗示することができます。同様に、省略記号を使用して、ウェイ内のエントリを暗示することができます (何百ものエントリを描画する必要はありません)。
キャッシュの場合、4 バイト アクセスを想定すると、バイト オフセットは 2 ビットになります。ブロック オフセットは、キャッシュ ブロック内の 4 バイトのチャンクにインデックスを付けるために使用されます。128 バイトのキャッシュ ブロックでは、特定のバイトのインデックス作成に 7 ビットが必要になるため、4 バイトのチャンクのインデックス作成には 5 ビットしか必要ありません。
双方向連想の 64 KiB は、各方向に 32 KiB を持ちます。128 バイトのキャッシュ ブロックの場合、これは各ウェイに 256 ブロックが含まれることを意味するため、特定のセット (各ウェイ内のキャッシュ ブロック) にインデックスを付けるには、物理アドレスの 8 ビット (ブロックおよびバイト オフセットを超える) が必要です。これはキャッシュ インデックスです。
32 ビットの物理アドレス、8 ビットのキャッシュ インデックス、5 ビットのブロック オフセット、および 2 ビットのバイト オフセットを指定すると、タグは 17 ビット (32 - 8 - 5 - 2) になります。