基本的に、Microsoft UIA は .Net 4.0 の新しいアクセシビリティ ライブラリです。WPF アプリケーションとコントロールには、AutomationPeer クラスによる UIA のサポートが組み込まれています。
コード化された UI テストは、Microsoft UIA ライブラリを基盤として使用する記録と再生の自動化ツールです。C# でコードを書くのに比べてツールであるため、より多くのテスト ケースを記録するための QA の生産性が向上します。
自動化のサポートが計画されているアプリケーションの場合、Coded-Ui で十分です。AutomationID がない場合は、コントロールに名前などの一意のプロパティがあることを確認してください。これを確認するには、UIVerify または Inspect を使用します。
固有のプロパティが利用できない場合は、コード化された UI と組み合わせて使用できる以下の他の手法があります。
イベントから アプリケーションが UI オートメーション イベントを受け取ると、イベント ハンドラーに渡されるソース オブジェクトは AutomationElement です。たとえば、フォーカス変更イベントをサブスクライブしている場合、AutomationFocusChangedEventHandler に渡されるソースは、フォーカスを受け取った要素です。詳細については、「UI オートメーション イベントをサブスクライブする」を参照してください。
ポイントから: 画面座標 (カーソル位置など) がある場合は、静的 FromPoint メソッドを使用して AutomationElement を取得できます。
ウィンドウ ハンドルから: HWND から AutomationElement を取得するには、静的 FromHandle メソッドを使用します。
フォーカスされたコントロールから: 静的な FocusedElement プロパティから、フォーカスされたコントロールを表す AutomationElement を取得できます。